よくある質問(FAQ)
将棋を学び始めた方からよく聞かれる質問を、Q&A形式でまとめました。それぞれの回答は要点だけを簡潔にまとめているので、より詳しく知りたい方はリンク先の記事もあわせてご覧ください。聞き慣れない言葉が出てきたら将棋用語集もあわせてご覧ください。
二歩ってどういうルールですか?
二歩とは、同じ縦の列(筋)に、成っていない自分の歩兵を2枚以上置いてしまう反則です。すでにその筋に自分の歩がある場合、別の歩をその筋に打つ・進めることはできません。ただし、成った歩(と金)は歩として数えないため、と金と成っていない歩が同じ筋にあっても二歩にはなりません。 詳しくは反則負け(禁じ手)を覚えようをご覧ください。
打ち歩詰めって何ですか?
打ち歩詰めとは、持ち駒の歩を打つことによって、その手で相手の玉を詰ませてしまう反則です。盤上にある歩を1マス進めて詰ませるのは反則ではなく、打った歩によって詰みが生じる場合に限って反則になります。 詳しくは反則負け(禁じ手)を覚えようをご覧ください。
待った(一度指した手の指し直し)は反則ですか?
待ったは、二歩や打ち歩詰めのようなルール上の反則ではなく、一般的にはマナー違反として扱われます。断りなく待ったを求めることは強く避けるべきとされていますが、大会・道場によっては規定で明確に禁止し、破った場合に反則負け相当として扱われることもあります。 詳しくは対局のマナーを覚えようをご覧ください。
千日手はどうなったら成立しますか?
将棋では、盤上の駒の配置だけでなく手番や双方の持ち駒の状態まで含めて、まったく同じ局面が対局中に4回現れると千日手が成立し、その対局は指し直しになります。ただし、片方が王手をかけ続けて同一局面を繰り返した場合は「連続王手の千日手」となり、単純な指し直しではなく王手をかけ続けていた側の反則負けになります。 詳しくは千日手・持将棋・持ち時間を覚えようをご覧ください。
持将棋・入玉って何ですか?
終盤で双方の玉が相手陣地(敵陣)に入り込み、簡単には詰まされない状態になることを入玉と呼びます。双方が入玉して指し手による決着が困難になった対局を、点数計算によって決着させる仕組みが持将棋です。 詳しくは千日手・持将棋・持ち時間を覚えようをご覧ください。
駒落ちって何ですか?
駒落ちとは、実力に差がある2人が対局するとき、実力が上の側(上手)があらかじめ自分の駒を何枚か盤上から取り除いてハンディキャップをつける対局形式です。除く駒の種類・枚数によって、香落ち・角落ち・飛車落ち・二枚落ちなど、いくつかの手合割が知られています。 詳しくは駒落ちの基本を覚えようをご覧ください。
評価値ってどういう意味ですか?
評価値とは、将棋AI(将棋ソフト)が現在の局面を分析し、どちらの側がどれくらい有利かを数値で示したものです。「先手62%-後手38%」のような勝率表示や「+350」のようなポイント差表示がよく使われますが、プロ棋士の感覚的な形勢判断と必ずしも一致するとは限らず、あくまで参考情報の一つとして捉えるのが実用的です。 詳しくはAI評価値・形勢判断の読み方を覚えようをご覧ください。
初段ってどれくらいの実力ですか?
将棋の実力は級位・段位で表され、初心者はまず15級前後からスタートし、対局の結果を積み重ねて1級の次に初段となります。初段からは段の数字が大きいほど上位です。ただし、日本将棋連盟が認定する正式な段位と、将棋ウォーズなどオンライン対局サービスの段位表示は別の基準のため、同じ「初段」でも認定元によって実力の目安が異なる点に注意が必要です。 詳しくは段位・級位制度を覚えようをご覧ください。
居飛車と振り飛車って何が違うんですか?
飛車を初期位置から動かさずに戦う指し方の系統を居飛車、飛車を左右に動かして戦う指し方の系統を振り飛車と呼びます。居飛車は序盤からスピーディーに駒がぶつかりやすく、振り飛車は玉を囲うための時間を作りやすいのが特徴だとされています。 詳しくは居飛車と振り飛車の違いを覚えようをご覧ください。
囲いって何のためにあるんですか?
囲いとは、王将・玉将を安全な場所に移動させ、周りを金将・銀将などで固めた陣形のことです。序盤のうちに囲いを完成させておくことで、相手の攻めに対する耐久力が大きく変わります。 詳しくは囲いの基本を覚えようをご覧ください。
棋譜の「▲」「△」ってどういう意味ですか?
棋譜では、指し手の前に「▲(黒い三角)」または「△(白い三角)」を付けて、どちらの手番かを示します。▲は先手、△は後手を表す記号で、例えば「▲7六歩」は「先手が7六に歩を進めた」という意味になります。 詳しくは棋譜の読み方(記譜法)を覚えようをご覧ください。
必至と詰みは何が違うんですか?
詰みは、王手をかけられた側がどうやっても防げない状態そのものを指します。一方、必至はまだ王手はかかっていないものの、相手がどう指しても次の一手で確実に玉を詰ませられる状態のことです。 詳しくは必至(必死)を覚えようをご覧ください。
対局相手が身近にいなくても将棋はできますか?
インターネットを通じて対局相手を見つけられる「オンライン対局サービス」を使えば、身近に対局相手がいなくても将棋を指せます。スマートフォンアプリやブラウザから利用できるサービスが数多く提供されており、無料で始められるものも多くあります。 詳しくはオンライン対局サービスの選び方をご覧ください。
子供に将棋を教えるにはどうすればいいですか?
いきなり将棋の基本ルールをすべて教えようとすると、覚えることの多さに子供が興味を失ってしまうこともあると言われています。どうぶつしょうぎやはさみ将棋のような簡易ルールの教材から始めて、少しずつ本将棋に近づけていくのが一般的に知られている進め方です。 詳しくは子供に将棋を教える方法・始め方をご覧ください。
対局の最初はどの駒から動かせばいいですか?
初手(1手目)に絶対の正解はありませんが、実戦では角の前の歩を進める▲7六歩、飛車の前の歩を進める▲2六歩など、数えるほどの手によく絞られています。どの初手を選ぶかは、この後どんな方針で駒組みを進めたいかによって変わります。 詳しくは将棋の序盤(初手)の指し方を覚えようをご覧ください。
王(玉)を取ったら勝ちなんですか?
将棋では、玉がどうやっても逃げられず次に必ず取られてしまう「詰み」の状態になった時点で勝敗が決まり、実際に玉を取る手前で対局は終わります。多くの対局では、詰みが避けられないと判断した側が自分から「投了」を宣言して終局するため、最後まで駒を動かして玉を取り合う場面は基本的にありません。 詳しくは将棋の基本ルールを覚えようをご覧ください。
王将と玉将は何が違うんですか?
王将と玉将は、どちらも同じ動き方をする「王」を表す駒で、駒そのものの働きに違いはありません。慣習として、段位や実力が上の対局者や先に指す先手が「王将」、もう一方が「玉将」を使うことが多く、詰将棋の問題では詰まされる側の王を「玉」と表記するのが一般的です。 詳しくは将棋用語集をご覧ください。