オンライン対局サービスの選び方
基本ルールを覚えても、身近に対局してくれる相手がすぐに見つかるとは限りません。そんなときに便利なのが、インターネットを通じて対局相手を見つけられる「オンライン対局サービス」です。スマートフォンアプリやパソコンのブラウザから利用できるサービスが数多く提供されており、無料で始められるものも多くあります。ここでは、オンライン対局サービスとはどのようなものか、初心者が選ぶときに確認しておきたい観点をわかりやすく解説します。
オンライン対局サービスとは
オンライン対局サービスとは、インターネットを通じて他のユーザーと将棋を指せるサービスの総称です。スマートフォン向けのアプリとして提供されているものや、専用のアプリを使わずブラウザだけで対局できるものなど、提供の形はサービスによって様々です。
対局そのものだけでなく、詰将棋の問題や棋力診断、対局の振り返り機能など、初心者の学習を助ける機能を備えたサービスも増えてきていると言われています。まずは無料で使える範囲だけでも、実際に触ってみると雰囲気がつかみやすいでしょう。
選ぶ際の観点
オンライン対局サービスを選ぶときは、次のような観点を確認しておくとよいでしょう。特定のサービスが誰にとっても一番よいというわけではなく、自分の使い方に合っているかどうかが大切です。
- 段位・レーティング制度の有無:段位・級位制度のように、対局の勝敗から段位や級位、レーティングを算出して表示してくれるサービスがあります。将棋ウォーズや81道場のように段位・級位を表示するサービスもあれば、数値のレーティングだけを表示するサービスもあり、上達の目安を実感しやすくなります。ただし、これらは日本将棋連盟が認定する正式な段位とは別の、サービスごとの独自の基準である点には注意が必要です。
- 対局時間の設定:1手ごとに数秒〜数十秒で指す早指しから、持ち時間・秒読みを長めに取れる設定まで、対応する時間設定の幅はサービスによって異なります。じっくり考えたいのか、隙間時間にテンポよく指したいのかによって、選ぶとよい時間設定は変わってきます。
- AIとの対局機能の有無:対局相手がすぐに見つからないときや、一人でじっくり練習したいときに、コンピュータ(AI)を相手に指せる機能があると便利です。強さのレベルを選べるサービスも多いようです。
- 観戦機能の有無:他のユーザーの対局を観戦できる機能があると、実戦の進め方を見て学ぶ材料になります。強い人の指し方を見てみたい場合は、この機能の有無も確認しておくとよいでしょう。
- 無料・有料の範囲:基本的な対局は無料で楽しめるサービスが多いようですが、一日に指せる対局数や機能の一部が有料会員限定になっている場合もあります。無料の範囲でどこまで使えるかを確認しておくと安心です。
- 初心者向けの学習機能の有無:詰将棋の問題や、指した対局を振り返る機能、ルール解説などが用意されているサービスもあります。対局を重ねるだけでなく学習も並行して進めたい場合は、こうした機能があるかどうかも選ぶポイントになります。
どんな人におすすめか
オンライン対局サービスは、次のような人に特におすすめです。
- 近くに将棋クラブ・道場が無く、対局相手を見つけにくい人
- 通勤・通学の合間など、隙間時間に気軽に対局を楽しみたい人
- まずは道具をそろえる前に、手軽に将棋を始めてみたい初心者
もちろん、対面での対局には、駒を実際に手で持つ感覚や、相手の表情を見ながら指す独特の緊張感といった魅力もあります。オンライン対局サービスと対面での対局は、どちらか一方を選ぶものではなく、状況に応じて使い分けるとよいでしょう。
まだ基本ルールを確認していない方は、先に将棋の基本ルールを覚えようをご覧ください。
段位・級位の仕組みについては段位・級位制度を覚えようもあわせてご覧ください。
対局を始める前に、詰将棋パズルで「玉を詰ませる」読みの力を鍛えておくのもおすすめです。
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