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段位・級位制度を覚えよう

基本ルールを覚えて対局に慣れてくると、「自分は今どれくらいのレベルなのか」が気になってきます。将棋の実力の目安を表す仕組みが「級位(きゅうい)」と「段位(だんい)」です。この記事では、その基本的な仕組みと、初心者が混乱しやすいポイントを解説します。

級位・段位とは

将棋の実力は、囲碁や柔道などと同じように「級(きゅう)」と「段(だん)」で表されます。初心者はまず15級前後からスタートし、対局で結果を積み重ねることで数字の小さい級へ上がっていき、1級の次に「初段」となります。初段からは「段」の数字が大きいほど上位になり、初段・二段・三段…と続きます。

区分並び方強さの向き
級位15級前後 → … → 2級 → 1級数字が小さいほど上位
段位初段 → 二段 → 三段 → …数字が大きいほど上位
級位のスタート地点(何級から始まるか)や、級位・段位それぞれの細かい認定基準は、認定する団体やサービスによって幅があります。ここで紹介しているのは、あくまで一般的な目安としての仕組みです。

アマチュアの段位は、一般的には六段前後が上限の目安とされることが多く、それ以上はプロ棋士の段位(プロ独自の段位制度で、アマチュアの段位とは別の基準です)の世界になります。とはいえ、初心者のうちは「まず1級を目指す」くらいの気持ちで十分です。

日本将棋連盟が認定する正式な段位

将棋の正式な段位・級位は、公益社団法人・日本将棋連盟が認定しています。将棋連盟が主催・公認する大会での成績や、将棋連盟が運営に関わる道場・教室での実績などをもとに認定され、認定を受けると「免状(めんじょう)」と呼ばれる証書が発行される仕組みです。長い歴史を持つ、いわば「公式な段位」といえます。

このような正式な段位認定は、対局を重ねて申請するプロセスが必要になることが多く、気軽に何度も挑戦できるものではありません。そのため、多くの初心者にとって、日常的に実力の目安として使われているのは、次に紹介するオンライン対局サービスの段位・級位表示です。

免状の取得ルートや、取得することの意味・魅力については、免状(段位認定証)の取得方法を覚えようで詳しく解説しています。
プロ棋士(棋士)になる基本ルートは、養成機関奨励会で四段まで昇段することですが、これとは別に、奨励会を経ずにプロ棋士になれる例外的な制度もあります。詳しくはプロ編入試験(棋士編入試験)を覚えようで解説しています。

将棋ウォーズ・81道場などオンライン対局サービスの段位との違い

将棋ウォーズや81道場をはじめとするオンライン対局サービスの多くは、対局の勝敗をもとに、サービスごとに独自の基準で段位・級位(またはレーティング)を算出しています。これらは日本将棋連盟が発行する正式な段位認定とは別の仕組みであり、同じ「初段」という表示でも、認定元が違えば実力の基準も異なります。

そのため、「オンライン対局サービスでの段位・級位」と「日本将棋連盟の正式な段位・級位」は、必ずしも一致しません。これは初心者が混乱しやすいポイントで、あるサービスでの段位を別のサービスや対面の道場にそのまま当てはめて考えると、実際の実力と印象がずれることがあります。それぞれのサービス内での相対的な目安として捉えるのが実用的です。

複数のオンライン対局サービスを使う場合も、サービスが変われば段位・級位の基準も変わる可能性がある、という点を意識しておくと、実力の変化を過大・過小に受け取らずに済みます。

初心者がまず目安にすべきこと

最初のうちは、正式な段位認定やサービス間の基準の違いを気にしすぎる必要はありません。多くのオンライン対局サービスや道場では、勝ち星を積み重ねることで級位の数字が小さくなっていく仕組みになっているため、まずは目の前の対局に集中し、一局ごとの結果を振り返ることが実力アップへの近道です。

特に、駒の価値と序盤の考え方で駒得・駒損の判断を身につけたり、囲いの基本で玉の守り方を覚えたりすることは、級位が上がっていく過程で特に効果を実感しやすい基本です。居飛車・振り飛車など自分に合った戦法を見つけることも、勝率を安定させる助けになります。

まだ基本ルールを確認していない方は、先に将棋の基本ルールを覚えようをご覧ください。
実力を試したいときは、詰将棋パズルで「玉を詰ませる」読みの力を鍛えるのもおすすめです。
対局相手が身近にいない方は、オンライン対局サービスの選び方も参考にしてください。
級位が上がって実力がついてくると、駒落ちのハンデが少しずつ小さくなっていきます。段階的な取り組み方は二枚落ち・六枚落ちの基本手順を覚えようで解説しています。
← 居飛車と振り飛車の違いを覚えよう一覧に戻る免状(段位認定証)の取得方法を覚えよう →
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