メインコンテンツへスキップ

将棋の勉強法・上達法

将棋を覚えたばかりの方からよく聞かれる悩みの一つが、「何をどの順番で勉強すればいいのか分からない」というものです。ルールの本、詰将棋、手筋、定跡書など、初心者向けの教材は数多くありますが、いきなり難しい定跡書に手を出して挫折してしまうケースも少なくありません。この記事では、将棋の勉強法・上達法として一般的によく勧められている順番と、それぞれの段階で意識したいポイントを紹介します。各ページの具体的な読む順番は学習ロードマップにまとめているので、この記事では「なぜその順番で勉強するとよいと言われているか」という考え方の部分を中心に解説します。

勉強法の全体像

将棋の勉強は、大きく分けると「ルールを正確に覚える」「駒の利きに慣れる」「手筋を覚える」「実戦の流れを知る」「実際に対局する」という段階を、この順に少しずつ積み重ねていくのが一般的によい進め方だと言われています。どこか一つの段階だけを飛び抜けて頑張るよりも、無理のない範囲で各段階を一通り経験しながら、対局と勉強を並行して進めていくほうが、結果的に上達を実感しやすいとされています。

1. ルールを正確に覚える

まずは将棋の基本ルールを正確に覚えることが出発点です。駒の動かし方や成り、持ち駒の扱いなど、将棋には独自のルールが多くあります。ここが曖昧なままだと、この後どれだけ手筋や定跡を学んでも実戦で正しく指せないため、最初にしっかり時間をかけておく価値がある段階だと言えます。

2. 一手詰めの詰将棋で駒の利きに慣れる

ルールを覚えたら、次は詰将棋のコツを参考にしながら、一手詰めの詰将棋に取り組んでみましょう。一手詰めは、持ち駒を1枚使って1手で玉を詰ませる問題で、ルールを覚えたばかりの人でも取り組みやすいのが特徴です。繰り返し解くことで、駒がどのマスに利いているかを素早く把握する感覚が身についていくと言われています。この感覚は、後の手筋や実戦での判断にも役立つ土台になります。

3. 手筋を覚えて駒の使い方を知る

駒の利きにある程度慣れてきたら、基本手筋を覚える段階に進みます。たたきの歩や両取り、王手飛車取りなど、実戦で駒を効果的に使うための考え方(手筋)を知っておくと、駒がただ動くだけでなく「攻めにも受けにも使える」ということが実感しやすくなります。歩・桂馬・銀・角・飛車・金・香車それぞれの駒に特有の手筋を掘り下げた記事も用意しているので、興味のある駒から読んでみるのもよいでしょう。

4. 棋譜並べで序盤・中盤の感覚をつかむ

手筋を個別に覚えても、実戦の中でどう活かせばよいか分からない、と感じる人は多いようです。そこでおすすめなのが棋譜並べです。プロ棋士の対局を盤に並べて追体験することで、覚えた手筋や定跡が実戦の中でどんな場面・タイミングで使われるのかを、一連の流れとして体感しやすくなると言われています。

5. 実戦で対局経験を積む

ここまでの勉強と並行して、実際に対局することも欠かせません。将棋は本を読むだけで上達する部分と、実際に対局してみないと身につかない部分の両方があると言われています。周囲に対局相手がいない場合は、オンライン対局サービスを使えば、いつでも手軽に実戦経験を積むことができます。それも難しいときは、AI対局モードで簡易AIを相手に練習するという選択肢もあります。詳しい使い方は一人で将棋を練習する方法で解説しています。対局する際は、対局のマナーも事前に確認しておくと安心です。

6. 感想戦で振り返る

対局が終わったら、指しっぱなしにせず感想戦で振り返る習慣をつけることもおすすめされています。「あの局面ではこう指す手もあった」という検討を通じて、自分では気づけなかった課題や、身についてきた手筋が見つかることもあります。感想戦は必須ではありませんが、上達のための貴重な機会として大切にされている文化です。

勉強を続けるためのポイント

将棋の勉強法に絶対に正しい順番があるわけではなく、ここで紹介した流れはあくまで一般的に言われている一つの目安です。すべての段階を完璧にこなしてから次に進む必要はなく、詰将棋を解きながら並行して対局してみる、といった進め方でも問題ありません。大切なのは、一つの段階に固執しすぎず、自分が楽しいと感じられる形で勉強と対局を続けていくことだと言われています。

具体的にどのページをどの順番で読めばよいかは、学習ロードマップにレベル別でまとめています。迷ったときはこちらも参考にしてください。
駒の利きに慣れる詰将棋は、まず詰将棋のコツを覚えようを読んでから詰将棋パズルに挑戦してみましょう。
← どうぶつしょうぎのルールを覚えよう一覧に戻る駒の価値と序盤の考え方 →
PR

段階を踏んで体系的に学びたい方へ

この記事で紹介した流れに沿って、ルールから手筋・定跡までを一冊で通して解説している入門書があると、各段階のつながりを振り返りながら勉強しやすくなります。

Amazonで探す →