居飛車の戦法を比較する
居飛車を選ぶことに決めたら、次は矢倉・角換わり・相掛かり・横歩取りなどの戦型や、棒銀・早繰り銀といった攻めの技術のどれを選ぶか、という段階になります。この記事では、振り飛車側を比較した振り飛車の戦法を比較するや、対振り飛車の囲いを比較した対振り飛車の囲いを比較すると対になる形で、居飛車の戦型・攻めの技術を比較します。まだ居飛車と振り飛車の違いを読んでいない場合は、先にそちらを読むと理解しやすくなります。表で比較するよりも、自分に合った戦法を診断形式で知りたい方はあなたに合う戦法診断もご覧ください。
| 戦法 | 分類 | 棋風の傾向 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 矢倉 | 戦型 | 持久戦(じっくり囲いを組んでから戦いを起こす) | 相矢倉になりやすく、長い研究の歴史を持つ |
| 角換わり | 戦型 | 局面によって異なる(早い段階で駒がぶつかる緊張感のある展開になりやすい) | 序盤早々にお互いの角行を交換し合うことが最大の特徴 |
| 相掛かり | 戦型 | 序盤早々から駒どうしの接触が起こりやすい | お互いに飛車先の歩を進め合い、ぶつけて交換し合うことが特徴 |
| 横歩取り | 戦型 | 序盤早々から特に激しい展開になりやすい | 相掛かりの歩交換のあと、飛車を横に動かしてさらに別の歩を取りに行く |
| 一手損角換わり | 戦型(角換わりの派生) | 手番の価値を重視する(後手があえて一手損して先攻しやすさを得る) | 後手側が自分から先に角交換を仕掛けていくことで生まれる戦型 |
| 雁木 | 戦型(駒組み) | 柔軟(相手の出方を見ながら駒組みを進めやすい) | 居飛車・振り飛車のどちらを相手にしても使いやすく、横からの攻めに耐久力がある |
| 棒銀 | 攻めの技術 | 銀と飛車という2枚の攻め駒を1つの筋に集める | 銀を飛車と同じ筋に沿ってまっすぐ進める、比較的早い段階で紹介されることが多い技術 |
| 早繰り銀 | 攻めの技術 | 飛車・角・銀といった複数の駒で攻めの厚みを作る | 銀を中央寄りに斜めへ進める、角の利きとも連携しやすい |
棒銀・早繰り銀は、他の6つの戦型とは異なり「戦型そのもの」ではなく、矢倉などの戦型の中で使われる「攻めの技術」です。表では他の戦型と並べていますが、この点にご注意ください。
じっくり型でどっしり構えたいなら矢倉が候補になります。序盤から激しい展開を好むなら横歩取りが候補になります。
手番の価値を意識した指し方をしてみたいなら、後手番であえて一手損する一手損角換わりが候補になります。相手の出方を見ながら柔軟に駒組みを進めたいなら、居飛車・振り飛車のどちらにも対応しやすい雁木が候補になります。
攻めの技術としては、銀と飛車を1つの筋に集める棒銀や、飛車・角・銀で攻めの厚みを作る早繰り銀があり、矢倉などの戦型と組み合わせて使われます。
居飛車と振り飛車の違いから確認したい方は居飛車と振り飛車の違いを覚えようをご覧ください。自分に合った戦法を診断形式で知りたい方はあなたに合う戦法診断もお試しください。振り飛車4戦法を比較したい方は振り飛車の戦法を比較する、対振り飛車の囲いを比較したい方は対振り飛車の囲いを比較するもご覧ください。9戦法すべてを比較したい方は戦法を比較するもあわせてご覧ください。
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