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ひねり飛車の基本を覚えよう

相掛かりや横歩取りを覚えたら、そこから派生する戦法「ひねり飛車」も見てみましょう。ひねり飛車は、居飛車の対局から生まれる戦法でありながら、飛車を大きく動かす点が特徴的だとされています。「持ち駒」など聞き慣れない言葉が出てきたら将棋用語集もあわせてご覧ください。

ひねり飛車とは

ひねり飛車は、相掛かりや横歩取りのような、序盤で飛車先の歩を交換し合う出だしから生まれることが多いとされる戦法です。歩を交換したあと、その飛車をもとの筋(先手なら2筋)へ戻すのではなく、5筋・6筋あたりまで大きく振り替えて構えるところに特徴があると言われています。居飛車の対局から始まりながら、最終的に飛車が中央寄りに構えるという意味では、振り飛車の駒組みとどこか似た印象を持つ方もいるかもしれませんが、一般には四間飛車・中飛車・三間飛車・向かい飛車といった振り飛車の主要な戦法とは別に、居飛車から派生する戦法の一つとして扱われることが多いようです。

名前の由来

「ひねり飛車」という名前は、序盤で双方の歩がぶつかり合いながら交換されていく様子が「歩をひねり合う」というふうに表現されたことに由来する、と言われることがあります。歩の交換が一段落したあと、空いた筋に向けて飛車を大きく転換していく指し方全体を指して、この名前が使われているようです。

基本的な狙い・考え方

ひねり飛車では、序盤の歩の交換によって持ち駒に歩を持つことが多く、これを足がかりに歩得(相手より歩を多く持つ状態)を狙う展開になりやすいとされています。また、飛車を中央寄りの筋へ振り替えることで、盤の中央に厚み(駒の働きが厚く安定している状態)を築きながら、比較的早い段階から攻めの形を整えやすい点も特徴として挙げられることが多いです。

玉の囲いについては、矢倉のようにじっくり手数をかけて堅く囲うのではなく、カニ囲いなどと呼ばれる比較的簡易な囲いで手数を節約し、その分早めに攻めへ回る指し方がよく知られています。もっとも、これはあくまで一般的な傾向として語られる話であり、状況に応じて指し手は変わりますし、「ひねり飛車ならこの囲い」と一つに決まっているわけではありません。囲いそのものの種類や組み方については囲いの基本を覚えようであわせて確認しておくとよいでしょう。

注意点・弱点

ひねり飛車は、攻めの形を素早く整えやすい一方で、玉の囲いが軽め(手数をかけていない分、薄め)になりやすいとされています。そのため、攻めが続いているうちは主導権を握りやすいものの、いったん受けに回る展開になると、囲いの薄さが響いて不利になりやすいと言われることがあります。また、飛車を大きく振り替える指し方である以上、相手の対応次第では飛車を動かした分の手数が実質的な手損として響いてしまう場合もあるとされ、仕掛けのタイミングの見極めが特に重要な戦法だと言われています。

駒がぶつかったときの判断に迷ったら駒の価値と序盤の考え方もあわせてご覧ください。
ひねり飛車のもとになる戦型については相掛かりの基本を覚えようや横歩取りの基本を覚えようをご覧ください。
他の居飛車の戦型・技術と比較したい方は居飛車の戦法を比較するもご覧ください。
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