八枚落ちの指し方を覚えよう
駒落ちの基本で手合割の全体像をすでに知っている方向けに、この記事では駒落ちの標準的な階梯の中でも最も大きい部類の手合「八枚落ち」について、もう一歩踏み込んだ内容を扱います。「持ち駒」など聞き慣れない言葉が出てきたら将棋用語集もあわせてご覧ください。
八枚落ちとは
八枚落ちは、駒落ちの手合割の一つで、上手(うわて)が飛車・角行・香車2枚・桂馬2枚・銀2枚の合計8枚を盤上から取り除いた状態で対局します。六枚落ち(飛車・角・香車2枚・桂馬2枚を除く手合)よりもさらに大きなハンディキャップとなり、標準的な駒落ちの階梯(二枚落ち→四枚落ち→六枚落ち→八枚落ち)の中で最も大きい部類の手合割として知られています。六枚落ちよりもさらに初心者向けの指導対局で使われることが多く、将棋を習い始めたばかりの子供が、最初の数回で経験する手合割としても知られています。
八枚落ちの初期配置
以下が、上手の飛車・角行・香車2枚・桂馬2枚・銀2枚を除いた八枚落ちの初期配置です。上手に残る駒は玉・金2枚・歩のみで、それ以外の駒の並びは通常の対局と同じです。
下手側の考え方
上手には飛車・角・香車・桂馬・銀のいずれも無く、金2枚のみで守っているため、下手はこの駒得を最大限に活かして積極的に攻めの形を作っていく方針がすすめられることが多いとされています。ただし、駒数の有利に油断してよいわけではありません。駒をただで取られるような手を指してしまっては、せっかくの有利を自ら手放すことになります。八枚落ちであっても、一手一手の基本に忠実に指すことが大切だと言われています。
上手側の考え方
上手は玉・金2枚・歩のみで戦うことになるため、自分から攻めることはほぼ不可能で、金の連携だけでどこまで持ちこたえられるかが課題になるとされています。
なお、具体的にどのような駒組みや手順が最善かという点は、手合割ごとに奥深く研究されているテーマであり、この記事では深入りしません。まずは大まかな方針を知ったうえで、実戦を通じて少しずつ感覚をつかんでいくとよいでしょう。
八枚落ちをもっと詳しく学びたい方へ
八枚落ちには、下手・上手それぞれの指し方に関する専門の定跡書もあります。より詳しい駒組みや手順を学びたい方は、駒落ち専門の解説書を参考にしてみるとよいでしょう。
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