飛車落ちの指し方を覚えよう
駒落ちの基本で手合割の全体像をすでに知っている方向けに、この記事では駒落ちの中でも代表的な手合「飛車落ち」について、もう一歩踏み込んだ内容を扱います。「持ち駒」など聞き慣れない言葉が出てきたら将棋用語集もあわせてご覧ください。
飛車落ちとは
飛車落ちは、駒落ちの代表的な手合割の一つで、上手(うわて)が飛車を1枚、盤上から取り除いた状態で対局します。二枚落ちが飛車と角の両方を除くのに対し、飛車落ちでは角は上手の手元に残るため、上手のハンディキャップは二枚落ちよりも小さい手合割とされています。
飛車落ちの初期配置
以下が、上手の飛車を除いた飛車落ちの初期配置です。角をはじめ、それ以外の駒の並びは、通常の対局と同じです。
下手側の考え方
上手には飛車が無いため、下手は飛車を使った反撃をあまり警戒せずに駒組みを進めやすいと言われています。ただし、上手には角が残っているため、二枚落ちのときほど大駒による反撃を無警戒でいられるわけではない、という点は意識しておくとよいとされています。それでも駒得をしていることに変わりはないため、その優位を活かして、じっくり構えるよりも早めに攻めの形を作っていく方針がすすめられることが多いと言われています。駒をただで取られるような手を指してしまっては、せっかくの有利を自ら手放すことになるため、飛車落ちであっても一手一手の基本に忠実に指すことが大切だと言われています。
上手側の考え方
上手は主力の攻め駒である飛車が無い分、守りに重点を置くのが基本方針とされることが多いと言われています。その一方で角は手元に残っているため、守りを固めながらも、機会があれば角を活かした反撃をうかがう、という考え方が二枚落ちとの違いとしてよく挙げられます。
なお、具体的にどのような駒組みや手順が最善かという点は、手合割ごとに奥深く研究されているテーマであり、この記事では深入りしません。まずは大まかな方針を知ったうえで、実戦を通じて少しずつ感覚をつかんでいくとよいでしょう。
飛車落ちをもっと詳しく学びたい方へ
飛車落ちには、下手・上手それぞれの指し方に関する専門の定跡書もあります。より詳しい駒組みや手順を学びたい方は、駒落ち専門の解説書を参考にしてみるとよいでしょう。
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