舟囲いの基本を覚えよう
囲いの基本を覚えようで舟囲いの組み方の手順をすでに知っている方向けに、この記事ではもう一歩踏み込んだ内容を扱います。居飛車・振り飛車の違いについては居飛車と振り飛車の違いを覚えようで解説しています。「持ち駒」など聞き慣れない言葉が出てきたら将棋用語集もあわせてご覧ください。
舟囲いのおさらい
舟囲いは、王を初期位置から1マスだけ動かして作る、最も手数の少ない囲いです。玉と金銀が並んだ形が舟のように見えることが名前の由来とされています。組み方の手順(1手ずつの動かし方)は囲いの基本を覚えようで確認できますので、まだの方はそちらもあわせてご覧ください。
完成の早さというメリット
舟囲いの最大の特徴は、なんといっても完成の早さです。王を1マスだけ動かすだけで囲いが形になるため、他の手を序盤の駒組みや攻めの準備に使うことができます。一方で、守りの堅さという点では、美濃囲い・矢倉・穴熊など、より手数をかけて組む囲いに劣ると言われています。「速さを取るか、堅さを取るか」というトレードオフを知っておくことが、囲い選びの第一歩になります。
相性の良い戦型
舟囲いは、相掛かりのように、序盤の早い段階から歩の交換などで攻め合いになりやすい戦型と相性が良いとされています。じっくり囲いを組み合う展開よりも、先に動いて主導権を握りたい場合に選ばれることが多い囲いです。初心者が最初に覚える囲いとしてもよく紹介されるのは、組み方が単純で覚えやすいことに加えて、こうした素早い展開にも対応しやすいためだと言われています。
より堅い囲いへの発展
舟囲いはあくまで最初の一歩であり、そこからさらに手を加えて、より守りの堅い囲いへと発展させていく指し方も知られています。代表的なものが矢倉で、舟囲いに金や銀を足していくことで、上からの攻めに強い伝統的な囲いへと組み上げていきます。まずは舟囲いで囲いの基本の形と考え方に慣れ、そのあとで矢倉のような発展形に挑戦していくとよいでしょう。
弱点との向き合い方
舟囲いも万能ではなく、他の囲いに比べて守りの手数が少ない分、堅さの面では見劣りすると言われています。攻めの速さを優先して舟囲いを選ぶ場合でも、堅さで劣っている自覚を持ち、相手の攻めに対して常に注意を払うことが大切です。