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対局時計の選び方

持ち時間や秒読みの仕組みを覚えたら、実際に持ち時間を計りながら対局してみたくなる人も多いでしょう。そのときに欠かせない道具が「対局時計(将棋クロック)」です。対局時計にはいくつかの種類があり、機能や価格帯も幅広いため、初めて選ぶときはどれを選べばよいか迷うものです。ここでは、対局時計の一般的な種類と、選ぶときの考え方をわかりやすく解説します。

対局時計とは

対局時計とは、対局者それぞれの持ち時間や、持ち時間を使い切ったあとの秒読みの残り秒数を計測するための道具です。公式戦だけでなく、アマチュアの大会や将棋クラブ・道場での対局でも広く使われています。

以前は、二つの時計を並べて上部のレバーやボタンで計測する側を切り替える、ぜんまい式のアナログ時計が主流だったと言われています。現在では、電池で動きボタン一つで操作できるデジタル式の対局時計が一般的になっており、家電量販店やインターネット通販でも手に入りやすくなっています。

対局時計の種類

  • アナログ式(ぜんまい式):丸い時計の文字盤が2つ並んだ、昔ながらの見た目の対局時計です。ねじを巻いて使い、上部のレバーを押すことで計測する側を切り替えます。シンプルな作りで壊れにくいと言われていますが、秒読みのような細かい時間設定には対応していないものがほとんどで、近年は新品として流通する数が少なくなっているようです。
  • デジタル式:残り時間が数字で表示されるタイプの対局時計です。持ち時間だけでなく、秒読みや、1手ごとに一定の時間が加算される「フィッシャールール」など、細かい時間設定に対応できる機種が多く、現在の主流になっていると言われています。

選ぶ際のポイント

対局時計を選ぶときは、次のようなポイントを確認しておくとよいでしょう。

  • デジタル式かアナログ式か:秒読みなど細かい時間設定を使いたい場合はデジタル式が向いていますが、単純に持ち時間だけを計りたい場合や、昔ながらの見た目が好みの場合はアナログ式も選択肢になります。
  • 秒読み機能の有無:持ち時間を使い切ったあと、1手ごとに決められた秒数以内に指す「秒読み」の設定に対応しているかどうかは、実戦的な練習をしたい人にとって重要な確認ポイントです。
  • フィッシャールールなど時間設定の柔軟性:1手指すごとに持ち時間が一定秒数加算される「フィッシャールール」に対応した機種もあります。対局の形式によって使い分けたい場合は、対応している時間設定の種類を確認しておくと安心です。
  • 価格帯:シンプルな機能に絞った手頃な製品から、多機能で価格が高めの製品まで幅があります。まずどんな場面で使いたいかを考えたうえで、必要な機能に見合った価格帯の製品を選ぶとよいでしょう。
  • 操作のしやすさ・ボタンの押しやすさ:対局中は片手で素早く操作することが多いため、ボタンの大きさや押しやすさ、画面の文字の見やすさも実際の使い勝手に大きく関わってきます。
  • 大会での使用実績:将棋の大会やイベントで使われている機種は、多くの対局者が実際に使って評価されてきた実績があるため、初めて選ぶときの目安の一つになると言われています。

どんな人におすすめか

対局時計は、次のような人に特におすすめの道具です。

  • 将棋クラブ・道場に通い始め、持ち時間を意識した対局に慣れたい人
  • アマチュアの大会に参加する予定があり、本番と同じような環境で練習しておきたい人
  • 家族や友人と、持ち時間を決めて緊張感のある対局を楽しみたい人

将棋を始めたばかりの段階では、対局時計がなくても対局そのものは十分に楽しめます。しかし、持ち時間や秒読みを意識した対局に慣れておくと、大会や道場での対局にもスムーズに移行しやすいと言われています。

千日手・持将棋・持ち時間の基本的な仕組みをまだ確認していない方は、先に千日手・持将棋・持ち時間を覚えようをご覧ください。
盤・駒の選び方については将棋盤・駒の選び方、将棋の本の選び方については将棋の本の選び方もあわせてご覧ください。
対局時計を使う前に、詰将棋パズルで「玉を詰ませる」読みの力を鍛えておくのもおすすめです。
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実際に対局時計を選んでみよう

まずはシンプルな操作のデジタル式対局時計から探してみるのがおすすめです。秒読みやフィッシャールールなど、使いたい時間設定に対応しているかを確認して選びましょう。

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